保育園|浦安|保育所|浦安わかば保育園

Q&A
【食事】
Q、
【偏食があり困っています。】
野菜をほとんど食べません。何とか食べさせようと思い、小さく刻むなどの工夫はしているのですが、嫌いなものが少しでも口に入ると出してしまいます。どうしたらよいでしょうか?(3歳)
A、
野菜を食べさせるには、まずお母さんが子供の目の前で食べて見せることです。また、子供の好きそうな、ハンバーグやコロッケの中へ野菜を混ぜてみてはいかがでしょうか?好きな食べ物の中だったら喜んで食べますよ。違う方法として始めは少し、次はもう少しといった具合に、少しずつ量を増やしていくやり方がよいでしょう。とにかく、嫌いなものを食べられるようになったら、少しオーバーにほめてあげ、食べたことを一緒に喜んであげましょう。食事は楽しく食べるようにし、家族の方も何でも食べるようにしてください。
Q、
【自分一人で食べようとしない。】
食事のときになると、いつも椅子に座っているだけで一人で食べようとしません。 どのようにしたら一人で食べられるようになるのでしょうか?(1歳3ヶ月)
A、
自分で食べられるようにするということが、食事のしつけの最終目的です。そのためには、まずスプーンやフォークを使って食べることの楽しさを教えてあげるようにしましょう。また手先を使うことによって、IQが伸びるのです。次にスプーンやフォークを少なくしてお箸を持たせるようにしましょう。すぐにお母さんが食べさせてあげるのではなく、お子さんが一人だったらどうするのか、しばらく様子を見てください。おなかがすいていれば、お母さんが食べさせてくれるのを待ってられなくなって、自分から食べようとするはずです。この時に大切なことは、こぼしても叱らず、一人で食べられたことを一緒に喜んであげることです。このように、自分で食べるという意欲を持たせることが大切です。
Q、
【集中して食事をさせたい。】
遊びながら食べる癖がついてしまいました。 食事に集中できず、いつも動き回っています。(1歳)
A、
食事が遅い、食事に集中できないといった考え方をしないでください。この時期の子供にとって動きながら食べることは当たり前です。少し集中させたいのなら、お母さんが抱っこしながら食べさせてもよいでしょう。それでもフラフラする時は食事を切り上げてもかまいません。栄養のことが心配で追いかけて食べさせるお母さんもいますが、食べさせるほうも大変ですし、お子さんにとっても負担になります。こうなると食べる量も少なくなり、ほとんど意味がありません。このころにはこれぐらい食べるものだと言われると、お母さんたちはそれだけの量を食べさせようと必死になりますが、食欲には個性があり、その子の適量をきちんと見極めることが大切です。また、テレビを消したり、おもちゃを見えないところに片付けるなど食事に集中できる環境作りも忘れないようにしましょう。
Q、
【コップやストローを使えるようにしたい。】
コップやストローをまだうまく使うことができません。他の子たちは上手に飲んでいるようですが、どのようにしたらうまくいくのでしょうか?(11ヶ月)
A、
コップだけでうまく飲めるようにすることが大切で、ストローの使える、使えないはあまり考えなくてよいでしょう。コップはどんなものを使っていますか?両側に持ち手のついたコップは赤ちゃんが自分で持つときに安定感があります。また透明なコップは中身の量を確かめながら飲むことができるので、傾けるタイミングがわかりやすいでしょう。また、赤ちゃんに適した量も考えるようにしましょう。お母さんは根気よくがんばって、こぼしても叱らないでください。
Q、
【かまずに飲み込んでしまいます。】
そろそろ離乳食も完了、でもかまずに丸飲みする癖がついてしまって...。(1歳)
A、
かまずに飲み込んでいるからといって悲観しないでください。とは言ってもかまずに飲み込んでいるようなので、食べ物の固さや大きさをチェックする必要はあります。上手にカミカミできるようにするには、まず、かまずには飲み込めない大きさでやわらかいものを与えることがよいと思います。そうすることによって自然にかむ力もついてきます。また、よく食べる子ほどかまずに丸飲みする傾向があるようです。たくさん食べさせたいという気持ちから、まだ口に食べ物が入っているのに、次々と食べ物を押し込んでいませんか?食べた量ばかりにとらわれず、食べ方にも注意してあげてください。
Q、
【食事中わざとこぼしてしまいます。】
食事中、はじめはモグモグ食べているのですが、入らなくなると食べ物をわざとこぼしてしまいます。
A、
この頃の子どもというのは、まだ食べ物を遊ぶ道具として見ており、食べ物をこぼすことがいけないことだということがわからないのです。食べ物をわざとこぼすというのは「おなかがいっぱい、もうごちそうさま」というサインだと思います。こんな時は“わざとこぼす”ことを叱るのではなく、食事を終わらせたほうがよいでしょう。そうでないと、“わざとこぼす”から“遊び”として食べ物をこぼしたりするようになってしまいます。これくらいの時期になれば、子どもは自分の必要量を自分の意志で食べるようになっているので、お母さんの方で、頃合を見はからって「ごちそうさま」をしてあげましょう。食事をさせる時は、お母さんの根気強さが必要です。
Q、
【哺乳ビンをやめさせたい。】
食事は三食きちんと食べるけれど、哺乳ビンがやめられません。 何かよい方法はないでしょうか。(1歳2ヶ月)
A、
哺乳ビンをいつまで使うかということは、それぞれ個人差がありますので、あまりこだわる必要はありません。それでも、どうしてもやめさせたいと思うようでしたら、断乳と同じ方法でやめさせましょう。まず、昼間のミルクからやめていくことがポイントです。そのために、ほんの少しだけコップに飲み物を入れて、コップで飲む練習をさせましょう。夜の哺乳ビンはなかなかやめにくいようですが、中身をミルクからお茶(番茶や麦茶)、そして最終的に水にするとよいでしょう。このようにしていくと、哺乳ビンよりコップのほうに興味を持つようになり、自然にやめられるようになります。それでもダメなら、少々手荒ですが、哺乳ビンにお子さんの嫌いなものを入れて飲ませてみましょう。これもひとつの方法です。
Q、
【右手に持たせてもすぐ左手へ、左利き?】
スプーンを右手に持たせても、すぐ左手に持ち替えてしまいます。左利きになってしまうのではないかと心配です。 治す方法を教えてください。(8ヶ月)
A、
右利き、左利きというのは、生まれつきではありません。遺伝50%、環境50%で、右利き、左利きが決まるので、お母さんの抱き方とかベットの位置などに注意してください。また、お父さんやお母さんが子供をあやすときなど、たえず左手ではなく右手で相手をしてあげてください。そうしていると右手を使うようになってきます。「左利きがよくない」というのは日本人だけなんですよ。今は昔と違って、ハサミなどにも左利き専用のものがたくさんあります。もし左利きになっても、無理に直す必要はないと思いますよ。
Q、
【お箸はいつ頃から持たせればいいの?】
お箸を使いたがるのですが、持たせてもよいでしょうか? また、いつ頃から持たせればよいのでしょうか?(1歳2ヶ月)
A、
お箸はなるべく早い時期から持たせてあげましょう。なぜかというと、指先の運動をすることによってIQがあがり、頭が良くなるからです。この機会に、子ども用の短めのお箸を用意してあげてはどうですか?この時期は、大人のまねをしたがるので、お母さんも正しいお箸の持ち方をしましょう。そうすれば、子どもは自然とその持ち方もまねしてきます。握り箸でも、食べ物をつきさしていても、お箸を使って口まで運べたらオーバーにほめてあげましょう。その上で、「こうやってやるのよ」と正しいお箸の持ち方を教えてあげれば、意欲的にまねをしようとするはずです。また、はじめて自分でお箸を持ってご機嫌になると思いますが、お箸を振り回したり、くわえたままうろうろと歩き回っては危ないということを、きちんと教えてあげてください。あとは、多少お行儀が悪くても目をつぶり、口うるさく言わないことが大切です。お箸の練習には指先を使う遊びが効果的ですよ。
【排泄】
Q、
【トイレを怖がります。】
おむつを早くはずしたいと思い、無理やりトイレに座らせたところ、怖いと泣いてしまいました。それ以来、「おしっこしようか」と言うと、「こわい」となくので困っています。何か良い方法はないでしょうか?(2歳4ヶ月)
A、
トイレトレーニングの最終目的は、トイレで一人で用を足すと言うことです。カセットテープなどで歌を流したり、お母さんがトイレに行くときに歌をうたってあげたりして、楽しい環境作りをしましょう。トイレの中に、お気に入りのキャラクターを張るだけで楽しい場所になりますよ。また、トイレはドアを閉めると小さな密室ですので、一人で行くのが怖いかもしれませんね。トイレに行く時は、やさしく語りかけてあげましょう。お母さんのあせりは禁物です。もうしばらく叱らずに、お子さんと一緒にがんばりましょう。
Q、
【おむつかぶれがひどい。】
こまめにおむつを替えているのにおしりが赤く、おむつかぶれになってしまいました。 どうしたらよいのでしょうか?(9ヶ月)
A、
夏は多量に汗をかくので、おむつの中はムレやすく、おむつかぶれになりやすい季節です。おむつがぬれた時はすぐに替えてあげましょう。また、おむつかぶれができたときは、清潔にすることが一番大切です。できる限り水で洗い流してあげるようにして、おしりを洗ったあとは、よく拭いて乾かしてから、おむつをつけるようにしましょう。おむつかぶれの対策として、おむつを替えるときなどに風通しを良くするために、少しの間おむつをはずしてあげるのも効果的です。おむつをはずしてあげると気持ちが良くてご機嫌です。また、おむつかぶれの原因のひとつには、おしり拭きに含まれる消毒液が合わないことも上げられます。こまめに洗っても、おしりが赤くなかなか治らない時や、拭いたり、おしっこをしたりしているときに痛がってなくようであれば、病院で相談するようにしましょう。
【友達】
Q、
【お友達と遊んでいるときにかみつきます。】
遊んでいるときにそばにいる子に“ガブリ”、その子は突然のことで、痛みと驚きで泣いてしまいましたが、当の本人は知らん顔。どうしたらよいでしょうか?(1才6ヶ月)
A、
たとえば、おもちゃを取られたとか、お母さんがお友達と仲良く遊んでいたとかなどのように、一緒に遊んでいて何か自分にとって気に入らないことがあったのだと思います。この時期の子どもというのは、なんでも自分だけのものと思い込んでいます。また、言葉が未熟なために、“かむ”と言う直接的な行動に出してしまう子もいます。お友達を“かむ”ことは、いけないことだということを教えてあげるとともに、原因が何かを考えてみてください。
Q、
【 近くに同年代の子がいません。】
近くに同じくらいの年齢の子がいません。 同年齢のお友達と遊ばないと、何か影響があるのではないかと心配です。(2才)
A、
心配しなくても大丈夫です。今はお友達がいなくても、これから保育所に行くようになれば、お友達を作る機会は確実に増えます。ですから今、お友達がいないことで影響があるのでは、と深刻に考える必要はないと思います。しかし、子どもには子どもの社会があり、子供同士遊んでいく上でいろいろなことを学んでいきます。子どもたちはお友達と遊ぶことが大好きですから、お母さんはお子さんを公園に連れて行くなどの努力を惜しまないようにしましょう。
Q、
【お友達の遊んでいるおもちゃを取ってしまう。】
普段は、まったく遊ばないおもちゃでも、お友達が来てそのおもちゃで遊んでいると取り上げてしまいます。どうしたらよいでしょうか。
A、
おもちゃを取った取らないといったことに執着するのは、このごろの子どもの発達段階で多く見られることですから、あまり気にしなくても大丈夫です。しかし、取り上げっぱなしにさせているのはよくありませんので、お母さんがきちんと言葉をかけ返すようにしてください。そして貸してほしいなら「貸してね」と言う言葉を、また、借りたおもちゃを返すときは「ありがとう」と言う言葉を添えられるように教えてあげましょう。お母さんはカリカリせず、ほかのおもちゃで楽しく遊んでやって見せてください。そうすれば1つのおもちゃに集中しなくなり、ほかのおもちゃで遊ぶようになりますよ。
【言葉】
Q、
【 言葉がおそい。】
相手の話していることは理解しているのですが、言葉らしい言葉が出てきません。(2才3ヶ月)
A、
言葉がしゃべれるかどうかは環境によって左右されます。子どもはお母さんの語りかけによって、たくさんの言葉を覚えるのですが、お母さんは結構同じ言葉しか語りかけていないものなのです。言葉を覚えさせるには、童謡を聞かせることが一番で、それによって2歳児でも単語を260~300個覚えることができます。童謡をたくさん聞かせることで、すぐにしゃべれるようになるわけではありませんが、言葉は確実に吸収されています。これを繰り返し行う環境によってずいぶんと違ってきます。昨日まで何も話せなかった子が突然せきを切ったようにお話をしてくることもしばしばあります。
Q、
【乱暴な言葉を使います。】
近所のお兄ちゃんたちとよく遊ぶようになったのですが、乱暴な言葉ばかり覚えて、人前でも「バーカ」の連発です。どうしたら言わなくなってくれるでしょうか。(2才10ヶ月)
A、
言葉は文化であって環境ですので、悪い言葉を使わせたくないのなら、そのような環境におかないことが一番です。しかし大きくなっていくにつれて、このようなことは必ずあるものです。子どもは“バーカ”などを悪い言葉だと分からずに、おもしろがって使っているのです。お兄ちゃんたちと遊んで、今まで知らなかった新しい世界との出会い、新しい言葉に感動しているのでしょう。もちろん、場所をわきまえて言葉を使うことは社会のルールですから、「そんなこと言っちゃダメだよ」と繰り返し言い聞かせることが必要です。乱暴な言葉を使うと、お母さんがびっくりすることをおもしろがって、言っているかもしれません。
Q、
【話していることを理解しているのかどうか。】
こちらが話しかけている内容が、どこまで理解できているのかわかりません。 理解していないのなら、どうすればよいでしょうか。(2才)
A、
子どもの知っている言葉で話し掛けましょう。そして話は簡単にしてください。お母さんが話したことをどこまで理解できているかの目安として、お母さんが話したことに対して行動することができる、ということがあります。たとえば「ティッシュとってきて」と、行動につながる問いかけをしてみてください。子供のとって身近なものを対象にするとよいでしょう。わかっていないようであれば、繰り返し話して聞かせましょう。
Q、
【どんな言葉で話しかけたらいい?
「○○でちゅね」「ブーブー」などのように、話しかける時、ついつい赤ちゃん言葉になってしまいます。大人の言葉のほうが良いのでしょうか。(1才3ヶ月)
A、
まず、生活の中に童謡を取り入れてください。そうすることによって、自然と正しい発音で正しい言葉を覚えます。童謡の中には子どもが覚えやすい、また、必要な言葉がたくさん盛り込んであります。また、絵本を読んであげる時には、絵を指差しながら正しい言葉を使うようにしましょう。「ブーブー」などの言葉のあとには、正しい言葉を添えてあげるとよいと思います。たとえば「ブーブー自動車ね」というようにします。子どもにとって「ブーブー」のほうが「自動車」より言いやすいのは確かですが、正しい言葉を発する“きっかけ”になりますので、このような言葉かけをたくさんしてあげてください。赤ちゃん言葉を絶対に使ってはいけないということはありませんが、毎日の生活の中では大人の普通の言葉を少しずつ聞かせてあげましょう。お母さんは早口にならないように、ゆっくりと大きく口をあけて話してあげてください。
【運動】
Q、
【歩行器は良いの悪いの?】
歩行器は良くないと聞きますが本当ですか。使わないほうが良いですか。(9ヶ月)
A、
なるべく使わせないようにしましょう。なぜなら、まず一つ目に、歩行器を使用して早く歩くことによって、手と足のバランスが悪くなります。手と足のバランスは知能指数に密接に関係しているため、歩行器の使用は知能指数の低下の原因になります。二つ目に、足の骨がまだ未完成の間に歩行器を使用するとO脚の原因になります。三つ目に、歩行器を使用することによりハイハイの期間が短くなるため、腕の筋肉が弱まり脱臼などの原因にもなります。このような理由から見ても、子供にとってよくないことがわかると思います。お母さんがどうしても忙しい場合でも、20分以上は使用しないようにしてください。離乳食のときだけ使うようにしましょう。
Q、
【つま先立ちで歩く。 】
最近になって、少しずつつかまって歩くようになりましたが、つま先立ちをしています。 このままでは足の発育や歩き方が、おかしくなってしまわないでしょうか。(10ヶ月)
A、
足が変形することはありません。しかし、早く歩く、歩かないの成長状態に関係なく、無理に早く歩くようにするのは良くありません。自然状態で歩くようになれば、正しく歩くように本人がおのずと学んでいきます。もう少しお子さんの様子を見て、10ヶ月検診、1歳検診でチェックしてもらうと良いでしょう。
Q、
【ようやく歩き始めたのだけれど、すぐに疲れてしまいます。】
1ヶ月前から歩き始めましたが、すぐに疲れてしまいます。朝起きてしばらく遊ぶとあくびをしてぐずって大泣き。横にさせるとぐっすり眠ってしまいます。 長時間遊ぶことが出来ません。小柄だからでしょうか。(1才3ヶ月)
A、
お母さんはあくびをしたりぐずったりするから、疲れていると思っているのでしょうか?子供というのは良く遊んで、食べて、眠って、また起きて元気よく遊んでという事を繰り返しながら成長しますよね。一般的に子供は2歳をすぎるころまではお昼寝をよくします。回数や時間には個人差があります。小柄ということと疲れやすいということとは、関係がないと思います。もし病的に疲れているようであれば医師に相談し、チェックをしてもらいましょう。
Q、
【寝返りをまったくしません。どう促したらいいの?】
もうすぐ8ヶ月なのに、寝返りをしません。 うつぶせにすると泣いてばかり、太っていることが原因なのでしょうか。おすわりはするのですが・・・また、どうやって寝返りやハイハイを教えればいいのでしょうか。
(7ヶ月)
A、
太っているということとは、少し関係があります。赤ちゃんをうつぶせ寝にして、同じ目線で根気よく遊んであげましょう。そうすることによって寝返りをうつようになってきます。また、寝返りのような運動をすることによって、体重の調整もはかれるのです。ある次期においての、首すわり、おすわりおもちゃをつかむなどの動作は、赤ちゃんによって多少の速い遅いがありますが、これは発達の目安になる項目です。寝返りに限らず、赤ちゃんの発達は個人差が大きく、育児書通りにはいかないものです。何事もお母さんと一緒に楽しく遊びながらやっていくことが大事だと思います。
Q、
【赤ちゃん体操は必要?】
寝かせられるのがすごくイヤなようです。大きな声で泣いたり、もう大変! それでも赤ちゃん体操をしないとだめですか。(6ヶ月)
A、
はだかのときに赤ちゃん体操をしましょう。そのときに、力の入れかげんを考えてください。また、お母さんのほうも笑いながら楽しくしましょう。 6ヶ月の赤ちゃんであれば手と足の運動を中心にしましょう。赤ちゃん体操はハイハイができるようになるための筋力トレーニングです。つまりハイハイの準備運動になります。絶対に毎日しなければならないということはありません。赤ちゃんの機嫌が良いときに、楽しめるようにしていったらよいのです。自分で動けるようになると、寝かされるのをいやがる子供もいます。嫌がっているときに、無理やりするのではなく、遊びの一端として楽しくできるように工夫していきましょう。
Q、
【ボールを投げることが出来ません。】
ボール遊びをしても、投げることがうまくいきません。 これは運動神経が鈍いからでしょうか。
(1才6ヶ月)
A、
運動神経が鈍いのではありません。環境の問題です。ボールなどのものを投げる動作は、こちらが教えなければ出来ません。まずはボールを転がす遊びからはじめてみましょう。離れたところまでの距離を目で見て考えてボールを手で転がす遊びは、手と指を動かすといった色々な動きがミックスされていて、脳への刺激をストレートに伝えます。ボールをうまく投げられないから運動神経が鈍いと考えるのではなく、お母さんがお子さんにどう働きかけるかの方が大事です。色々な働きかけを繰り返し行うことで、色々なことができ、複雑な動作も覚えていくのです。少しずつ、楽しみながら遊びましょう。
【あそび】
Q、
【お友達と遊べない。】
お友達が家に来ても公園に行っても、いつも一人で遊んでいて、お友達と遊ぼうとはしません。また、他のお友達が遊んでいるのをじっと見ているだけです。このままお友達が出来ないのではと心配で仕方がありません。(2才)
A、
安心してください。 6歳でこの状態では少し心配ですが、2歳ということなら心配は要りません。性格しつけの基礎ができる2歳という年齢は、一日一日を大切にしてあげてください。今の時期は一生のうちで一番延びているときです。今、お母さんの力によっていくらでも活発になると思いますよ。お母さんのほうでお子さんがお友達の中へ入れるように、少しきっかけを作ってあげるのもひとつの方法です。少しずつお友達と遊べるように働きかけていきましょう。いやがるようでしたら無理させないようにしましょう。根気よくやれば、楽しく遊べるようになります。
Q、
【お友達とうまく遊べません。】
公園に行ってもみんなと一緒に遊べません。社会性のない子になるのではないかと心配です。
(1才3ヶ月)
A、
1~2才のころは、「並行遊び」と言って、いっしょに砂場にいるようでも、一人一人バラバラです。まだお友達と一緒に遊べる段階ではありません。協力して遊べるようになるのは4~5さい頃ですから、今の時点で「みんなと遊べない」というのは、まったく気にすることではありません。この時期の子供たちが仲間と溶け込むためには、信頼できる大人がそばにいて遊んであげることが大切です。まだまだ手助けが必要なのです。また、お母さんたちはよく「お友達と遊びなさい」と言いますが、中にはお友達が遊んでいるのを見ているのが楽しい子もいるのです。それでお友達と遊べないとか、社会性がないとか決めつけてはいけません。その子なりのかかわり方があるのですから、それを尊重し、お母さんはあまり心配しないようにしましょう。
Q、
【一人で遊んでいる時はそのままでいいの?】
一人で遊んでいる時は、親が相手をしないでそのまま遊ばせておいてよいのですか。(11ヶ月)
A、
一人遊びに熱中しているときは、そっと見守ってあげましょう。お母さんに相手をしてもらう受身の遊びから、自分で考えたり工夫したりという能動的な遊びへと階段をひとつずつ上っているのです。一人で遊ぶという行為は、創造力や集中力を育てます。遊び方として、知的玩具や積み木を利用した遊び、おもちゃなどで遊ぶなどがあります。また、壊すことも遊びの一環です。遊びと教育を分けないでください。遊びも教育の1つです。危険なことでない限り、自由にのびのびと遊ばせてあげて欲しいと思います。また、一人でおとなしく遊んでいるからといって、放っておいてはいけません。目の届く範囲で見ていてあげましょう。大好きなお母さんがいつもそばにいてくれるという安心感があるからこそ、子供たちは新しい世界へ踏み出すことができるのです。
Q、
【積み木が大好きだけれど・・・】
積み木が大好きでよく遊ぶのですが、もっぱらくずしてばかりです。 積むことをしません。(1才3ヶ月)
A、
くずすことからはじまるのが積み木遊びです。積んで遊ぶことができないということですが、お母さんが一緒に遊んであげることが少ないのではないでしょう。まず、お母さんが重ねる、積み上げる、穴に差し込むなどの遊びをやって見せましょう。それを子供がまねることで、少しずつうまく遊ぶようになるのです。この頃の子供はまねることが大好きです。繰り返し見せていれば、自分でも積みはじめます。うまく積めた時は、お母さんも手をたたいたり、「すごい」などと声を出したりして十分ほめてあげてください。また、失敗したら大げさに残念がってください。この繰り返しで、今まで以上に積み木で遊ぶことが好きになるでしょう。積み木で遊ぶことによって手指運動が脳に刺激を与え、赤ちゃんの知能を活発にすることにもつながります。
Q、
【ラッパがうまく使えません。】
ラッパがうまく吹けません。時々、偶然に音が出るのですが、その音にびっくりして泣いてしまいます。わたしが吹くぶんにはとても喜びます。(8ヶ月)
A、
自分が吹いたラッパの音にびっくりするのは当然です。言葉を話せるようになるためには、まず、うまく息を吐くということが大事です。ラッパで遊んでいるときに、息を吐く事を覚えれば言葉が出やすくなってきます。ラッパだけでなく、息を「フーッ!」と吹く遊びをしてはいかがですか。そうすることによって、ラッパも吹けるようになるので、お子さん自身も楽しくなると思いますよ。
Q、
【男の子と女の子のおもちゃは区別したほうがいいの?】
男の子には車、女の子にはお人形といったように、別々のものを与えたほうが良いのでしょうか。こちらのほうでは男の子、女の子の区別はしたくないと思っているのですが。(3才)
A、
ある程度の年齢になれば、遊びにしてもおもちゃにしても、男の子と女の子の違いが、はっきりとしてきます。ですから、子供が好むおもちゃでよく遊ばせるということでよいのではないでしょうか。これからの時代、男女の役割分担をすると言うよりも、何でもできることが当たり前になっていくのでしょうから、男女にはこだわらず与えればよいでしょう。男らしさ、女らしさは自然と出てきます。今から固定観念は持たないほうがよいと思います。
Q、
【一人で遊んでくれません。】
いつも私にくっついてきて、一人遊びをしてくれません。 用事を済ませたいときなど、一人で遊んでほしいのですが、どうしたら一人で遊べるようになるのでしょうか。(9ヶ月)
A、
環境によって少しずつ違ってきます。お母さんの用事があるときは、遊び道具として積み木や絵本を与えましょう。絵本の場合でも好きな本、好きなページは必ずあるはずです。まず、お母さんが見つけてあげることが先決です。好きな物がある時は、夢中になって遊ぶはずです。絵本をなめたり、破ったりしても気にせず、1歳までに絵本を見る喜び、楽しさを体験させてください。また、お母さん以外の人に人見知りが強いようであれば、公園などに行って、いろいろな人に接しなれるということも必要です。このような時は、ポンと突き放すのではなく、子供の近くにいる事をわからせ安心させてあげましょう。
Q、
【落ち着いて遊べない。】
ハイハイができるようになったのですが、うれしくてじっとして遊べません。 おすわりをさせてもすぐハイハイして別の場所へ。もう少し落ち着いて遊んでほしいのですが・・・(10ヶ月)
A、
この時期は集中力がないのがあたりまえです。いろいろなものに興味を持つということは当たり前の現象です。ハイハイができるようになれば、ハイハイすることが楽しくて仕方がありませんね。特に好きなおもちゃや興味を引くものが離れたところにあると、そちらのほうへ動いていきす。また、いろいろなところへはって行って、おもちゃには目もくれず、汚いものや危険なもの、日用品に触りたがるものです。お母さんとしてはおすわりをして遊んでくれたほうが安心と思うでしょうが、無理に座らせておくのも考えものです。汚いものや危険なものは高いところに片付けておくとか排除しておいたほうがよいと思います。意外と、危険のない日用品などを与えておくと、おすわりをしてなめたり、触ったりしてよく遊ぶ場合もあります。お母さんがおもちゃで遊ばせたいのなら、赤ちゃんがおすわりした時の目の高さの場所や、また、手を伸ばせばすぐ取れる場所におもちゃを置いたりしておくとよいでしょう。おすわりの姿勢が安定するので遊びに集中してくれます。そのうちに自分の好きなおもちゃ、積み木、絵本を見つけ出しますよ。
Q、
【おもちゃをとられても、たたかれても平気】
お友達と遊んでいるといつもおもちゃをとられる側で、たたかれたときでもそのままでいることが多いようです。 他のお母さんたちの手前、ニコニコ見守っていますが。
A、
この時期は、おもちゃを取る方も、いじめてやろうと思っているわけではありません。むしろ問題なのは、お母さんの対応です。「ニコニコ見守っている」のはどうしてですか?自分がぶたれているのにお母さんはニコニコしているのでは、こうした状況がよいのか悪いのか、子供にはわからなくなってしまいます。相手がどんなに小さくても、「それはダメよ」とひと言注意してあげるべきでしょう。また、もともとおっとりしたタイプのこに「何事も自発的に」というのは、気質的に無理な場合もあるので、その子に足りないと思われる気質を補充してあげる姿勢が大切です。自己主張が苦手な子には「こういうときはこうすると伝わるのよ」「こんな時はイヤッって言おうね」などコミニュケーションの方法を教えてあげてください。ただ見守るだけでは出来ないこともあります。お母さんが時と場合に応じて、フォローしてあげましょう。
Q、
【飽きっぽい。】
よその同年齢の子と較べて、飽きっぽいのが心配です。おもちゃで遊んでいても次から次へと目移り。公園へ行くと、お砂場から滑り台へと1つのことを長く続けられません。(1才8ヶ月)
A、
飽きるってどういうことでしょうね。次の日にまた、お母さんが飽きたと思っていたおもちゃで遊んだりしますよね。子供は飽きっぽくないのですよ。単純なおもちゃを上げるからすぐ飽きるのです。興味のあるおもちゃや知育的なおもちゃ、むずかしい積み木を与えれば飽きません。まずこれを心がけてください。すぐやめてしまうことが飽きっぽいことではないのですよ。一般的に、飽きっぽくなるおもちゃはただ動くだけのものが多いようです。
【睡眠】
Q、
【添い寝をしないと寝ません。】
眠くなるとぐずるうえに、添い寝をしないとなかなか寝ません。寝付いたと思って離れると、パッと目を覚まして大泣きです。どうすればよいのでしょうか。(1才7ヶ月)
A、
お母さんは添い寝するのがいやなのでしょうか。幼い子供にとって寝るということは、不安な気持ちになってしまうようです。お父さんやお母さんに一緒に寝てもらって安心したいという気持ちが強いので、離れると目を覚まして泣いてしまうのでしょう。しばらくは、添い寝をしてあげてはいかがでしょうか。不安感がなくなれば、一人で眠れるようになります。また、眠るときには絵本を読んであげたり、歌や音楽を聞かせてあげたりして、すんなりと眠れる方法を見つけてあげる事も大切です。眠くなるとぐずったりする原因として、神経が高ぶって寝られないとか、お外遊びが足りずエネルギーが発散できないということも考えられます。日中はたっぷりと身体を動かすようにさせましょう。
Q、
【夜泣きがひどい。】
2ヶ月前後から夜泣きが始まり、多いときには一晩で3~4回泣きます。 原因がまったくわかりません。(1才3ヶ月)
A、
このごろは異常に脳細胞が発達してきている時期です。脳細胞の発達とともに起こる現象ですから、夜泣きがひどいと異常があるというわけではありません。ごく普通の現象だと理解してください。知恵が進んできて、昼間の刺激が多かったりすると、夢を見て泣き出すこともあります。また逆に、昼間の遊び方が少ないことが原因とも言われますが、はっきりとした原因はわからないことのほうが多いのです。また、かまいすぎていないか、暑さ寒さ、空調、運動不足、周囲の騒音、就寝前の興奮、オムツの汚れなどについて、もう一度チェックしてみてください。
Q、
【悪い寝相をよくする方法は?】
寝相が悪くて、眠っているときはコロコロ寝返りの繰り返し、お布団から出てしまい、最後にはタンスに頭をぶつけて大泣き。 それに背中やおなかがはだけてしまうので寝冷えも心配です。 なんとか寝相をよくする方法はないでしょうか。(11ヶ月)
A、
赤ちゃんは24時間少しも休まず成長しています。だから起きているときも寝ているときも、じっとしてはいられないのです。寝相が悪いのは元気な証拠です。寝相をよくする方法はありません。寝相が悪かったり寝返りをよくすることは、悪いことではありません。ただ、頭をぶつけないように、壁やタンスに直接頭が当たらないように、クッションや布団などを使って工夫してあげましょう。寝冷えも心配ですよね。背中やおなかがはだけてしまうようであれば、上下つなぎのタイプのパジャマを選んであげましょう。夜中、お母さんが気づいたときに、布団をかけてあげるようにすれば十分です。但し、熱があるなど体調が悪いときは注意してあげましょう。
Q、
【夜ふかしの癖、なんとか直したい。】
夜ふかしの癖がついてしまいました。 なんとか早寝早起きの生活リズムを身につけさせたいのですが、よい方法を教えてください。(1才)
A、
まず、朝早く起こし、生活リズムを考えましょう。また早く寝るように、生活をシステム化してみましょう。昼寝の時間は長すぎないか、お外で遊ぶ時間はたっぷりとれているかなど、夜ふかしの癖の原因を考えてみてください。生活リズムを直すには朝早く起きることです。また、一日の始まりを早くすれば、終わりの時間も自然と早くなります。ぜひ、この時期に早寝早起きのリズムをつけさせてください。というのは、保育所にきて夜型のままだと、午前中エンジンがかからずお子さんがつらい思いをしてしまうからです。今のうちから頑張ってみましょう。
【知育】
Q、
【どんなおもちゃがいいの?】
おもちゃには、カラフルなものと、素材を生かしたものとがありますが、どちらを選んだほうがよいのでしょうか。また、積み木などは知育教育につながりますか。(7ヶ月)
A、
遊びの目的に応じて選ぶのが、一番よいと思います。目で追わせるならカラフルなものを。握らせるなら大きさや形が赤ちゃんに合ったものを。素材で楽しませるなら天然素材のものを。但し、赤ちゃんがなめても安全なものを選びましょう。6ヶ月をすぎれば手の骨格もしっかりしてきますので、積み木はどんどん触らせてあげましょう。手指は脳の発達と密接に関係していて、おおざっぱな動きから徐々に細かい動きへと進んでいきます。赤ちゃんの手指の動きは、「つかむ」から「つまむ」や「手から手へ持ち帰る」「打ち合わせる」「積む」といった高度で複雑な動きへと変化していきます。それにより、知能の発達も急速に進歩していくのです。積み木は完成されたものばかりを使わせるのではなく、作ったり、こわしたりすることで、遊びを広げさせるもの、また、赤ちゃんの成長に合わせて、創造力を広げさせるものを選ぶとよいでしょう。
Q、
【音痴は遺伝?】
私自身、歌は好きなのですが、あまりうまくありません。音痴は遺伝するのでしょうか。心配です。
(6ヶ月)
A、
遺伝ではなく100%環境です。赤ちゃんはおなかの中で7ヶ月にもなると、お母さんの声を聞くようにまでなります。また、0歳児には音感を吸収する力が100%あります。そのため、今の時期、童謡を100曲以上聞かせるようにしてください。童謡を聞くことによって、自然と音感を体で覚えていくようになります。決して音感の悪い歌を歌わないでくださいね。すべて吸収してしまいますよ。音楽は赤ちゃんのよい環境を作り、心を豊かにします。生活の中で童謡を取り入れるだけでも音痴にはなりません。
Q、
【色を教えるにはどうすればよい?】
色がなかなか覚えられません。そのため、色分け遊びも出来ません。 どのようにすれば、わかるように教えられるのでしょうか。 それとも、何か異常があるのでしょうか。(1才6ヶ月)
A、
赤、青はきっと知っていると思いますよ。異常はまったくありません。お母さんはお子さんに、どのようにして色を教えていますか。「赤」「青」というのは色ではなく、言葉であり、知識です。大人にはこの色が「赤」というのは当然であっても、子供は色自体がわかっていても、それを「赤」ということが理解できていなかったり、「赤」という言葉は言えても、どれが「赤」なのかわからない場合があります。こんな時は、色を感覚として教えてあげましょう。たとえは、「赤はどれ」ではなく、「これと似た色はどれ」といったようにです。そして感覚で教えたら、次は言葉と連動させてみてください。たとえば、「赤い色のおもちゃとってきて」と言ったようにです。子供は遊びの中ではどんどんいろいろなことを覚えていくものです。お母さんはイライラせず、子供と楽しみながら、遊び感覚でやってみてはいかがでしょうか。
Q、
【 遊びで能力開発できるの?】
遊びを通して能力開発できるのでしょうか。また、どのような遊びが必要ですか。 いつ頃からはじめればよいのですか。(6ヶ月)
A、
遊びも育児、教育も育児ですよ。 6ヶ月ということですね。このごろの聞くということは童謡を聞かせること、見るということは絵本を見せること、ふれるということは積み木で遊ぶことです。これらは、すべて赤ちゃんにとって遊びなのです。遊びを通して赤ちゃんの脳は、バランスよく発達していきます。生まれたときは、脳細胞はまだ未発達です。お母さんが適度な刺激を与えてあげることは、赤ちゃんの脳を発達させる手助けになるのです。このように、脳は放っておいても自然に発達して働くようになるものではなく、人の手助けがないと一人前の脳にはなりません。人が教えるかどうかでその働きに差が出てきます。頭のよいこの脳は生まれつき持っている脳がよいのではなく、環境によって頭のよい脳に成長したのです。すなわち生まれたときはどの子もみんな同じということですね。これには、お母さんの毎日の語り掛けや遊びがとても重要な役割を果たすのです。また、遊びを通して、知・情・意のバランスの取れた子供に育てるためには、優れた刺激を五感に与えることが大切です。遊びには、「聞く・見る・ふれる」行動があります。そしてこれが知育の基本となるのです。はじめる時期は、早いにこしたことはありません。今すぐはじめましょう。
Q、
【お片づけを自分でさせるには?】
そろそろ、おもちゃのお片づけを覚えてほしいと思います。 どんな風にすればよいのですか。
A、
まず、お母さんがお部屋を片付けて見せてください。お母さんが楽しそうに片付けていたなら、お子さんも真似してやりたがるはずですよ。また、昔、保育所にいっていた頃のことを思い出してください。「お片づけの歌」などを歌いながら、おもちゃを片付けていませんでしたか。何事もそうですが、「やりなさい」と強制されるとおもしろくないし、能率も上がりません。子供にお片づけを覚えさせたいのなら、「片付けなさい」「おもちゃを捨てちゃいますよ」と頭ごなしに言うのではなく、楽しく歌いながらさせる方法がよいと思います。お子さんがじょうずに出来たら、うんとほめてあげましょう。
Q、
【テレビ、ビデオのじょうずな見せ方を教えてください。】
テレビやビデオが大好き、画面に顔をくっつけるようにして見ています。目が悪くならないかと心配です。何か上手な見せ方はないでしょうか。(1才3ヶ月)
A、
テレビを「見て」「聞いて」いる状態で見続けていると、3才までに62%の割合で自閉症と同じような症状になってしまいます。(この症状は治りますが、10000人に4~5人の割合で、小脳が小さくて治らない場合があります)幼児番組を見せるのであれば、時間を決めて見せるようにしましょう。また、ほとんどの番組では善悪が登場するので、これはあまりよいとはいえません。また、大人向けのテレビでの殺人シーンなどは、絶対に見せないでください。青少年の犯罪は、テレビからの影響とも言われています。テレビに子守りをしてもらうのはやめましょう。親子の会話やふれあいの時間を大切にするためにも、テレビやビデオを見る時間を決めて置くようにしましょう。それ以外の時間は、テレビを消して童謡を聞かせるなど、耳から新しい刺激を与えましょう。言葉も早く覚えますよ。テレビの画面に近づいてしまうようであれば、お母さんも一緒に見てあげるとよいでしょう。知育ビデオを見るのも同じです。お母さんも一緒に楽しみましょう。ダラダラと一日中つけっぱなしにならないようにしてください。
Q、
【童謡は好き、でも英語は嫌い?】
童謡のカセットが大好きで、歌が流れ出すと、とてもうれしそうにしています。 でも、英語の歌には反応がまったくありません。英語が嫌いなのでしょうか。(1才5ヶ月)
A、
すぐに興味を示さないからと言って、英語が嫌いと言うことに結びつけるのはよくないことです。初めて童謡を聞いた時も、いきなり興味を示さなかったのではないでしょうか。お母さんが一緒に歌ったりしたから、好きになったのですよ。英語も同じように、お母さんが一緒になって歌ってあげましょう。そうすることによって、興味もわいてくるはずです。ただ単に、英語のテープを聞かせるだけでなく、お母さんが一緒に楽しむようにすれば、そのうち英語も好きになってきますよ。やはり何事も即効性を求めないで、長い目で見ることが大切です。
Q、
【絵本に興味を示してくれない。】
絵本に興味を示してくれません。 情緒の発達に問題があるのでしょうか。 また、どんな絵本がよいのでしょうか。(1才)
A、
お子さんが興味を持つような与え方を、考えてみましょう。まず、お子さんに絵本を選ばせてみます。自分がとった絵本をお母さんが読んでくれるということで、興味を示すようになる場合もあります。お母さんが絵本は最初から最後まで読まないといけないと思っていませんか。お子さんの好きなページを見せたり、お子さんに絵本をめくらせたりして遊びましょう。また、お母さんが絵本を使ってお話をふくらませたり、遊びを考えたりして、お子さんの興味をわかせるようにしましょう。子供というものは、お母さんの膝にのって二人一緒に繰り返し見ることで、内容はわからなくても楽しいものなのです。内容はそのうちだんだんわかってくるようになります。お母さんの声を通して、お話の中の感情を理解できるようになり、情緒も豊かになってきます。

次によい絵本の条件を挙げておきます。

・明るい色づかいと、はっきりと大きな絵柄でかかれているもの
・子どもにとって身近な題材をテーマにしたもの。
・子どもにとって何かを考えさせる内容が盛られているもの。
・リズミカルで美しい文章でかかれているもの。
・文字がなく、ストーリーを自由に作ることができるもの。

さりげなくをモットーに読んであげましょう。
Q、
【早期教育って大切なことなのですか。】
早期教育という事をよく聞きますが、どのような事をしたらよいのですか。 家ででもできるのでしょうか。(2ヶ月)
A、
当然、早期教育は必要です。医学的に脳細胞の発達は、3才までに80%完了します。簡単にいえば、その時期までに、すでに人間の基礎はできあがるということです。「三つ子の魂、百まで」の言葉が示すとおり、3歳までの育て方によって一生が変わるとまでいわれています。 2ヶ月ということですが、欧米はもちろん日本でも、その時期からの絵本がたくさん作られています。耳の発達は妊娠7ヶ月からですが、目の発達は生後2ヶ月から盛んになり、子供はいろいろなものを見るようになります。そのために、絵本を用意し、いろいろな絵本を見せる教育からはじめてください。また、6ヶ月からはなめて確かめるために、なめてもいい積み木などを用意し、手に触れる感覚を教えてあげてください。
Q、
【「IQ」・「EQ」とは、何のことですか?】
IQ・EQという言葉をよく見かけますが教えてください。(1ヶ月)
A、
IQとは知能指数のことです。 EQとは感情意思のことです。今までは、IQ教育が重視され、とにかく勉強ができると社会性があるといわれてきましたが、今からの時代は、EQ教育の必要性が考えられています。登校拒否、家庭内暴力、非行などは、3才までのEQ教育、つまり、心の育て方に問題があるといわれています。やさしさ、思いやり、礼儀、しつけなどを身につけさせることが、EQ教育です。
Q、
【英語は大切。でもいつ頃からはじめればよいの?】
私が英語で苦労しました。 子供には、早くから英語を学ばせたいと思いますが、いつ頃からはじめればよいでしょうか。また、教室に通ったほうがよいのでしょうか。(3ヶ月)
A、
英語を学ばせるのは、早ければ早いほどよいです。まず、おなかの中にいるときから聞くのも効果的です。英語を教育と考えず、遊び感覚で考えたほうがいいですね。英語は発音が一番大切で、日本語とは舌の使い方が違うので、早ければ早いほどよいわけです。日本人は文法や読み書きから覚えるから、英語を12年間勉強したのにしゃべれないと言われます。英語は耳から自然に入ってきます。具体的に一番よい方法は、お母さんがしゃべってあげることですが、それが無理であれば、幼児用音楽で親しんでみてはいかがでしょう。生活の中に英語をおくような環境作りをしてみてください。英語はシャワーのように毎日あびるのがよいのです。塾ではそのときだけになってしまいます。このようなことからも、教室に通う必要はまったくありません。音楽や簡単な単語の教材が必要になりますが、英語のビデオを見せるのも効果的です。
Q、
【障害があってもできるの? 】
少し障害をもっています。 他の元気な子供と同じようにとまではいかなくても、少しでも知性を伸ばしてあげたいのですが。何をすればよいのでしょうか。(1才)
A、
お子さんの障害がどの程度かわからないので、お母さんのほうでもお子さんの障害の程度を知るべきですね。少々の障害なら、普通の子と同じように接してあげてください。障害があるからこの子はできないと決め付けるのはいけません。重度の障害の持ち主でも克服した例はあります。お母さんが努力することによって、成長していきます。特に1歳という年齢は脳細胞の成長期ですから、お母さんの考え方が大切です。
【しつけ】
Q、
【なんでもすぐ口に持っていくけれど大丈夫!?】
おもちゃを手に持つと、すぐ口に持っていってなめるけれど大丈夫でしょうか。のどにつめたり、ばい菌がいたりしないかとても心配です。きつくしかってやめさせるほうがよいのでしょうか。
(6ヶ月)
A、
まずこれは正常な行動です。むしろなめないほうが心配です。これは赤ちゃんが生まれつきもつ“本能”なのです。おすわりができるようになれば、好奇心が旺盛になり、“本能”だけではなく、自分の意志で物をつかんだりなめたりします。そしてなめることによって、そのものを確認しているのです。目で見たものに手を伸ばし、つかんでなめるという一連の作業は、赤ちゃんにとってかなり複雑です。それをするということは、それだけ脳が発達してきたという証拠でもあるのです。なんでも口の中に入れるという時期には個人差があります。まず、大人が気をつけたいのは、なめて危険なものは赤ちゃんの近くには置かないようにするということです。赤ちゃん用のおもちゃ、積み木が必要となってきます。おもちゃは石油化合物でできています。だからお店の人に相談して、害のないものを与えましょう。たとえば、白木でできている積み木はいかがでしょうか。これはなめさせてもよい積み木です。たえず日光消毒をすれば、滅菌もできます。ハイハイの時期になると誤飲による事故も多くなってきますので、お母さんが十分気をつけてあげましょう。
Q、
【着替えるのが大変!】
ハイハイができるようになってから、着替えるのが大変!!何とか手早く着替えさせたいのですが。
(11ヶ月)
A、
この時期、着替えのたびに赤ちゃんと追いかけっこをするというお母さん方は多いのではないでしょうか。お母さんが追いかけて来るのが、嬉しくておもしろくて仕方がないのです。ある程度は付き合って遊んであげるのもよいのですが、毎日だとお母さんも大変ですよね。このように動きが活発になってきたら、お母さんのほうで着せやすい衣類への切り替えをしていきましょう。上下別々になっているものでかぶってきるタイプのものであれば、着替えもさっと済むし、汚れているほうだけ替えることもできるので、お母さんもラクだと思います。また、着替えの時には、好きなおもちゃを持たせたりビデオを見せたりするなど、少し工夫してみましょう。
Q、
【スナップやボタンがかけられません。】
洋服は自分で着られるのですが、スナップが止められないし、ボタンもかけられません。不器用なのでしょうか。(2歳5ヶ月)
A、
積み木を用意しましょう。発達段階に応じて、単純なものから複雑なものへと変えていきましょう。丸、三角の積み木を積んだり、くずしたり、また積み木の穴に棒を通して色々なものを作るようになります。このように手先を使っての遊びを、日常を通して多く経験させてあげることによって、自分の小さなスナップやボタンがかけられるようになっていきます。
Q、
【パジャマに着替えるのをいやがります。】
夜、パジャマに着替えさせようと思っても、「いや!」と言ってなかなか着替えてくれません。何かよい方法はないでしょうか。(1才)
A、
お母さん、パジャマは寝具だという事を頭からはずしてください。お子さんはパジャマがいやなのではなく、パジャマを着るということは、(今の)遊びを中断することになるため、いやなのです。パジャマを着て少し遊ばせ、眠くなるのを待ちましょう。
Q、
【自分の髪を引き抜きます。精神的なこと!?】
自分で自分の髪を引き抜きます。オムツはずしに挑戦した頃からはじまりました。 なぜそんな事をするのかと聞くと、「だってさみしいもん」と言うだけです。 やはり精神的なことが原因でしょうか。また、どのように接したらよいのでしょうか。(3才)
A、
オムツはずしが、1つの要因になっているのかもしれませんね。親や周りの期待にこたえようと、子供なりに緊張したのでしょうね。このお子さんが「さみしい」ということは、自分がやりたいことができない!!つまり欲求不満という事をあらわしているのかもしれません。おまけに頭のいい子だったら、こうしたいけどやってはいけないという心の葛藤が起こっていることも考えられます。親子のふれあいの時間を持つことが大切ですが、親の期待にそわせようと思わないことが大事ですよ。「こうしなさい」「あれはダメ」と言わないで、思いっきり反抗させてあげたらよいと思いますよ。
Q、
【だっこしているとかみつく。】
だっこしていると、肩などをかんできます。歯の生える時期だから仕方がないのでしょうか。それとも、今、やめさせたほうがよいのでしょうか。(7ヶ月)
A、
歯が生える時期に当たり、歯ぐきがかゆくなるために起こる現象です。お母さんの肩をなめるようにかむのであれば、普通の現象です。歯が生える頃は、歯ぐきがかゆいのでかみつくことがありますが、かんでよいのはお母さんの体ではなく、歯がためやおもちゃだということを教えてあげてください。だから、まったく心配する必要はありません。おもちゃや積み木をなめる、かむのと同じ現象です。
Q、
【何かしようとするとすぐ邪魔をします。】
大人が何かをしていると、すぐにやってきて邪魔をします。 家事などもはかどらずに困ってしまいます。(1才6ヶ月)
A、
邪魔をしているのではありませんよ。興味があって、何もかもしたいと思っているのです。この頃は、大人のやっていることを、何でもやってみたい、まねしてみたいという時期です。お母さんにとっては困ることもあると思いますが、お子さんの好奇心は大切に育ててあげてほしいものです。掃除をしているときは、小さいぞうきんを持たせてあげるとか、何か書いているときは、紙とクレヨンでお絵かきをさせてあげるなど、大好きなお母さんと同じ事をするということは、子供にとってとても嬉しく満足感のあることなのです。だから、いつも「ダメ!あっちへ行ってて」では、ますますまとわりつかれるだけです。普段からお母さんがしっかり相手をしてあげていれば、お母さんが本当に忙しい時には、聞き分けていい子で待っていてくれますよ。
Q、
【泣き虫で困っています。】
ちょっとしたことでもすぐに泣いてしまい、なかなか泣きやみません。 泣き虫の直し方を教えてください。 また、気が小さくて神経質なのは育て方のせいでしょうか。(1才8ヶ月)
A、
少し見方を変えてみると、よく泣く子というのは、敏感で反応が早く、感受性が豊かなのです。泣くというのには何か原因があるはずなのです。どんなことが原因で泣いているのか、お母さんがわかってあげてください。気が小さくて神経質ということですが、物事に慎重で軽はずみでなく、神経がこまやかという見方をしてはどうでしょう。子供の個性だと考えて、認めてあげることも大切です。お母さんや周りの対応の仕方で、ずいぶんと変わってきますよ。
Q、
【甘えん坊で自立できるのか不安。】
甘えん坊で困っています。食事中もすぐにひざの上にのってくるし、寝る時も私にきゅっと抱きついて・・・。 テレビを見ている時も「あのおじちゃんこわい」と言っては“だっこ”。このまま保育所に行っても大丈夫でしょうか。心配しています。
A、
全体的に最近の親は、早くから子供を抱っこして甘やかす傾向があります。子供は甘えることで、親を利用しているのかもしれません。脳細胞は大人並に発達しているのです。抱っこすることがすべて悪いことではないのですが、少しずつ抱っこする時間を短くするように心がけてください。保育所に行けば、自然と自立できるようになりますよ。
Q、
【うえの子の赤ちゃん返りに困っています。】
下の子が生まれて急にあかちゃん返り。 どのように接すればよいのでしょうか。(2歳6ヶ月)
A、
一度外れたオムツも逆戻り、だっこにおんぶ、うえの子の赤ちゃん返り。でもこれはみんなうえの子のSOSのサイン。でもお母さんがすべてに対処するのではなく、あくまでも2歳6ヶ月の生活を守るようにしてあげましょう。お子さんは生まれたばかりの赤ちゃんに大好きなお母さんを取られてしまいそうで不安だと、体いっぱいで訴えいているのです。このサインをしっかりと受け止めて、時間が許す限り相手をしてあげてください。お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだからと辛抱させるのはやめましょう。みんな平等なんだという事をわからせましょう。お母さんが赤ちゃんの世話をしているときに、「お兄ちゃんこれ手伝って」ということを言ってあげれば、言葉もしっかりしてきますよ。
Q、
【おとなしいと言われ、将来が不安。】
親戚や近所の人たちから「おとなしい」と言われています。男の子なのにこの先やっていけるのか不安です。(3才)
A、
おとなしい子の別の言い方をすれば、落ち着きのある子、決して悪い性格ではないと思います。表面はおとなしそうに見えても、うちには強い心をもっている子もいますよ。普段は無口でも、いざというときはみんなの前できちんと発言したり・・・。一番大切なのは、その子に自信があるかどうかということです。おとなしくても自分に自信のある子は、集団の中できちんと自分の位置を確保できるものです。そのためには、親がその子の存在をまるごと認めてあげることが大切です。自分が「必要とされている」「愛されている」という自身があれば、子供は社会の中でしっかりと生きていけるのです。親がこうした点に心がけることは、とても大切なことです。
Q、
【危ないことはいつ頃から教えたらいいの?】
危ないものは手の届かないところに置いているのですが、アイロンをかけているときなどに起きてきて、触りたがったりします。 危険なことをやめさせるにはどうしたらよいですか。(1才)
A、
この頃から、危険なことは教えてあげましょう。アイロンを触りにくるということですが、こんな場合は、アイロンの近くに手をもっていって、「熱い」という事を感覚的に教えてあげるというのも1つの方法です。また、刃物や薬品、タバコなどはとても危険が大きいので、お子さんの手の届くようなところにはおかないということが前提になります。お子さんが危険な事をしていたら、お母さんは表情を険しくして「いけない!!」としかってください。それでやめたら、お母さんは嬉しそうに喜んであげてください。
Q、
【気に入らないと物を投げるしぐさをします。】
遊んでいて自分の気に入らないことがあると、近くにあるものを投げるしぐさをします。 こんな時は、注意したほうがよいのでしょうか。(9ヶ月)
A、
気に入らないから物を投げようとしているかどうかはわかりませんよ。遊んでいるのかもしれません。 1歳を超えても異常に物を投げることが多いようであれば、それは何かの欲求不満の合図なのかもしれません。このような場合、お母さんのほうでも気に入らないことはなんであるのかを、考えてほしいと思います。たとえば、もし自分ひとりでは上手にできないことが気に入らない原因なら、上手にできるようにお母さんが手を添えてあげてください。また、注意をしたほうがよいかとのことですが、かんしゃくを抑えるために強くしかったりするのもやめたほうがよいですね。お子さんの気をそらして、他の遊びに切り替えたり、お母さんが静かに抱きしめてあげたりしてみましょう。
Q、
【将来乱暴な子にならない?】
私の髪を引っ張ったり、顔をたたいたりしてきます。本人はとても嬉しそうにしています。小さいときにこんなだったら、大きくなって乱暴な子にならないかとても心配です。(11ヶ月)
A、
今、乱暴だからといって、将来乱暴な人になるということはありません。これは多分、愛情表現の1つでしょう。しかし、お母さんにすることと同じ事を他の赤ちゃんにするようでしたら注意してあげましょう。お母さんも日頃から、「痛いからやめて」と言ったり、泣いたふりをしたりして、子度にしてはいけない事を、わからせるようにしてください。やめさせるのは、お母さんの反応次第です。たたこうとしてやめた時は、ほほをすり寄せたりキスをするなどして、お母さんなりの愛情表現を示してあげましょう。
Q、
【子供と接する時間が少ない。】
保育所に預けているので、子供と接する時間が少ないのが不安です。(10ヶ月)
A、
1日30分でも1時間でも子供と同じ目線で語りかけたり、問いかけをする、また、一緒に遊ぶ、これだけでも問題はありません。むしろ、いつもお子さんといるお母さんのほうが育児ノイローゼになってしまって、一緒に遊んであげないことのほうが多いのです。これでは、愛情不足になってしまいます。昼間はずっっと保育所に預けられていても、赤ちゃんは絶対にお父さんやお母さんが迎えにきてくれることを知っています。日中ずっと一緒に過ごして、すっかり仲良くなった保母さんたちも、やっぱりお迎えに来たお母さんにはかなわないのです。仕事を持っているお母さんは、「接する時間が少ない」ということで、不安に思ったり罪悪感を感じる必要はありません。お母さんがこのようなことを考えたり不安になったりする方が、赤ちゃんにとって非常にマイナスになってしまいます。大好きなお母さんに愛されているとかんじることが、赤ちゃんにとって何よりも大切なのです。接する時間が増える休日は、普段与えられない愛情をたっぷりと注いで上げましょう。また、平日でも家事の合間を見て、赤ちゃんとスキンシップのとれる時間をつくるようにしてください。
Q、
【育児書には書いてあるけれど・・・。】
買い物や公園など、外へ出るとすぐに「だっこ」と言います。 育児書には「抱くことは、大切なこと」と書いてありますが、2才になっても大切なことなのでしょうか。(2才)
A、
2歳になれば疲れているから甘えてだっこというのと、お母さんに心から抱っこしてもらいたいという2つの違いがわかっているはずです。この時期の子供は、脳細胞が発達してきて自分で行動できるようになるわけですから、できる限り必要以上に抱っこしないほうがよいです。たとえば、買い物に行ったときだったら、「お母さん、荷物たくさん持っているからあとで抱っこしてあげるね。」と話して我慢させてみるなど、自分なりのルールをつくっていくのもよいですね。これくらいの頃になると、規制されることも1つの刺激になるのですよ。
Q、
【思い通りにならないと怒る。】
思い通りにならないとふてくされたり、ひっくり返ったりして怒ります。 私自身も「ダメッ!」とばかり言ってしまうので反省しています。 こんなとき、どのように子供と接すればよいのでしょうか。(1才2ヶ)
A、
1歳をすぎる頃から、そろそろ自我が芽生えてきて、自分がやりたいようにするようになります。この頃から、親子の確執も始まります。だだをこねることもめずらしいことではありません。この時期は、転倒や転落の事故も多いので、怪我をしないように配慮しながら、自立心を育ててあげることが大切です。注意する時もただ“ダメ”だけではなく、なぜダメなのかを少しずつ言葉で説明してあげましょう。お母さんが口先だけか、本心から言っているのかは、子供にもわかるものです。また、あるときはよくて、別なときはダメという対応は、子供を混乱させてしまいます。お母さん自身も、物事に対する価値観をしっかり持って、お子さんに接してあげてください。
Q、
【反抗的で困る。】
反抗的で、叱っても言う事を聞きません。イライラしてぶってしまうこともあります。 どうしたらよいのか困っています。(2才1ヶ月)
A、
自我の発達が早く、自己主張の強い子供ほど、お母さんをてこずらせるものです。見方を変えれば、そのような子供ほど知的発達がよくて、繊細な感覚を持っていることが多いのです。お母さんは子供を自分の付属物のように思っていませんか。、そのような考えでは、イライラするばかりです。まず、子供も1つの人格を持った人間だということを、考えてあげることからはじめましょう。叱っても言うことを聞かないときは、まず叱った原因が何かを考えて、子供の主張に耳を傾けましょう。そしてどうすればよいのかを、お母さんも冷静に考えましょう。そうすれば、子供をぶつなんてことはなくなるのではないでしょうか。このお子さんは自分と違う一人の人間だと思って、プラス志向で見てあげてください。
Q、
【欲しいものを見つけると大変。】
買い物に出かけていて、自分の欲しいものを見つけると、その場でじっとしてしまい、買うまで離れません。(1才9ヶ月)
A、
このお子さんの欲しがるものが、本当に必要かどうか、お母さんが判断してください。でも、これは喜ばしいことですよ。その場から離れないということで、「これがほしい」と自分の意思を伝えているのです。自我が芽生え、順調に成長しているということなのですよ。ただ、ここで1つ、しつけのことを考えなければなりませんね。原則として、例外を作らないことです。そして、どうしてダメなのかを言葉で伝えてあげましょう。また、気持ちを他にそらしたりしてみてはいかがですか。子供が空腹のときは買い物に行かないとか、おもちゃ売り場は避けるなど、子供の要求をそそるような状況を避ける工夫もしてみましょう。
Q、
【すぐに泣いてヒステリーを起こします。】
思い通りにならないことや困ったことがあると、すぐに泣いてヒステリーを起こします。その都度、叱っていますが治りません。(2才7ヶ月)
A、
ヒステリーとは何かということを、もう一度考えてみてください。お母さん自身がそんな言葉使いをしていたとか、そんな感情になっていたとか考えられませんか。 3才頃までというのは、お母さんが鏡になっているのですよ。 2才7ヶ月というのは、第一反抗期に入っています。 3歳になると脳細胞が80%出来上がるため、2才7ヶ月というのはいろいろな面においても人間としての基本ができ始めている頃なのです。そしてヒステリーも、この頃に起こる症状の1つなのです。直そうと思うと、親の側にも相当な根気が必要です。なぜなら、親自身が子供に対する接し方を改善しないといけないからです。今までと違って、子供がヒステリーを起こしても、叱らないでおだやかに接してあげましょう。また、こうした子供は、困ったときにどうしたらよいのか伝え方を知らないのです。ですから「こうしたときはこうしようね」と手を貸したり、実践的に教えてあげましょう。あせらず、気長にやれば段々と直ってきますよ。
Q、
【叱られても全然こたえません。 】
よその子は叱られると泣いたりするのに、うちの子はきつく叱っても、平気な顔でニコニコ。これって、叱りすぎたせいなのでしょうか。(1才)
A、
叱ってもこたえないということですが、お母さんはどんなことについて、叱っていらっしゃるのでしょうか。また、1歳の子供に叱ることがどれだけあるのか考えてみたことがありますか。子供は叱られていることが、ほとんどわかっていないのですよ。1歳の子供にとっては、ご飯をこぼすとか、物を投げつけるとかはみんな遊びの一種なのです。だからいくら叱っても子供には悪いという感情はないのです。わかっていない子に叱る必要はありません。あまり叱らないようにしましょう。いずれにせよ、お母さんの叱り声がBGMのように流れている状態なら問題です。叱る前には真剣に、叱らなくてよいときにはおおらかにと、メリハリがつけられるように、生活全般を見直してみることが大切でしょう。
Q、
【しつけは厳しくしないとダメですか。】
いたずら盛り、一日中ダメダメばかり言ってしまいます。少しかわいそうにも思うのですが・・・。やっぱりしつけは、厳しくしたほうがよいのでしょうか。(1才2ヶ月)
A、
しつけとは、だめということや叱るということではありません。それをしつけと勘違いしているのではないでしょうか。 1才2ヶ月の頃は、ほとんどのことがまだ理解できる時期ではありません。ダメということではなく、こうしたらよいという方法論を教えてあげましょう。たとえば、イスのうえでドンドンしている時に、「となりのおじちゃんが叱るからダメ」ではなく、なぜダメかということを1才2ヶ月のお子さんにわかるように、ゆっくりとした口調で伝えていきましょう。一度言っただけではわからないことも多分に考えられますので、繰り返し教えることが大切です。
Q、
【叱り方がわかりません。】
叱り方がわからず、気分しだいで怒ってしまうことがあります。 また、してはいけないと思いつつ、ついカッとなって手を上げてしまうこともあります。(3才)
A、
叱ることに一貫性を持たせることが大切です。そもそも叱るということは、マイナス的なことですから、「これはダメ」ではなく、「こうしようね」というプラス的な注意の仕方をしましょう。つまり、叱りを指導にもっていくのです。たとえば、食事中にお茶碗を手に持たずに食べていたならば、「そんなことしてはダメ!」ではなく、「お茶碗は手にもって食べようね」と指導の方向へ持っていってみることです。
Q、
【うまくほめてあげたいのだけれど、言葉がワンパターンに。】
たくさん誉めてあげたいと思うのですが、「上手ね」「いい子ね」といったようなお決まりの言葉しか出てきません。ほめ方がわからなくって。(2才)
A、
2歳の子供というのは、脳細胞の発達と共に、かなりの感情が豊かになってきている時期です。誉められたら十分感激を覚えます。特に家族の中でもお母さんにほめられることによって、一番喜びを感じます。ところで、ほめ方ですが、具体的な場面に即してほめてあげるようにしましょう。たとえば、お子さんが1つのお絵かきをした場合、「これ何をかいたの」「お花書いたの」「このお花きれいね」というように、相手に問いかけながらほめてあげましょう。そうすると子供は、一生懸命、自慢げにお話するものです。そうすることによって、本当に自分がほめられたと感じます。また、「これこうしたほうがかわいかったね」といった形で言ってあげると、ほめた部分がすごく強調されますのでよろこびも倍増されます。このように逆に欠点を見つけてあげるのも効果的です。また、お手伝いをしたときなどは、「よくできたね」ではなく、「ありがとう」と大人の言葉で感謝の気持ちを表してみましょう。このような言葉は2才ごろから覚えてくるものなので、人間としてあつかうほめ方も大切といえます。
Q、
【歯みがきの習慣をつけさせたい。】
歯みがきをさせたいと思うのですが、嫌がって口を開けてくれません。(10ヶ月)
A、
まず、お母さんが歯みがきをして、お子さんに見せましょう。楽しく歯をみがいているのを見せることが大切です。いきなり歯ブラシで歯をみがかせるのではなく、遊び道具と同じ感覚で、赤ちゃん用の歯ブラシを持たせてあげてはいかがでしょうか。毎日することで、習慣づいて歯みがきをするようになります。
Q、
【おしゃぶりで歯並びが悪くなるって本当?】
おしゃぶりが必需品らしく、無理にはずすと大声で泣いてしまいます。 歯並びが悪くなるとよく聞きますが、本当でしょうか。 また、どのようにしてやめさせればよいのでしょうか。(1才3ヶ月)
A、
おしゃぶりと歯並びとはあまり関係はありません。ただ、お母さんはおしゃぶりを早くやめさせたいのでしょう。子供が欲しがっていて、害のないものであれば、それを与えてもよいと思いますよ。どうしてもお母さんがやめさせたいと思われているのでしたら、お母さんとお子さんのお話しする時間を多くもったり、歌を歌ったりと、おしゃぶりをしていてはできないことを多く経験させてあげましょう。
Q、
【指しゃぶりをやめさせたいのですが。】
ずっと指しゃぶりをしているというわけではありませんが、テレビ・ビデオを見たり、眠くなってくると指しゃぶりがはじまります。 何かストレスなどがあるのでしょうか。 心配です。(2才3ヶ月)
A、
指しゃぶりは日常生活の1つで、その子の個性だと思ってください。ストレスとは関係ありませんので、あまり気にしないでください。お母さんにも、たとえば、まくらが変わると眠れないという経験がありませんか。それと同じことで指しゃぶりを自然にすることが習慣となって、逆に指しゃぶりをすることによって心のバイオリズムをとっているんですよ。自然にやめてきますので、あせらず待ちましょう。お母さんは話しかけたり、問いかけたりして、お子さんにしゃべらせるようにするとよいでしょう。今が一生で一番言葉を覚える時期ですから、「どうしたの」とか「教えて」と問いかけて、絵本などを見ながらいろいろなお話をして見ましょう。
Q、
【頭の形がゆがんでいます。】
右側ばかり向いて寝ているせいか、頭の形がゆがんでいます。 大きくなってもゆがんだままでしょうか。(5ヶ月)
A、
心配しないでください。必ず治ります。どの赤ちゃんでも頭の形は左右対称ではないのですよ。生後3~4ヶ月ぐらいまでは、どの赤ちゃんも左右どちらか自分の好きなほうを向いて寝るものなのです。赤ちゃんの骨はとてもやわらかいので、いつも同じ方向を向いて同じ姿勢で寝てばかりいると、頭の形が変わってしまいます。でも、おすわりができるようになってくると、寝てばかりではなくなるので、少しずつ自然に頭も丸い形になってくるのです。ドーナツまくらなどは使わないほうがよいと思います。これでは治りません。大きくなるにつれて気にならなくなりますから大丈夫です。
Q、
【どこへ行くのにもぬいぐるみが放せない。】
公園へ行く時も、お買い物に行く時も、寝る時も、お気に入りのぬいぐるみが手放せません。(1才5ヶ月)
A、
お母さん、よかったですね。買ってもらったものを大切にする心がやしなわれています。お母さん、反対に考えてみてください。せっかくぬいぐるみを買ってあげたのに、一日しか持たない子供もたくさんいます。そんな子よりも、このお子さんのほうがすばらしい心の持ち主なのですよ。お母さんにとってはぬいぐるみが大切なものでなくても、このお子さんにとっては大切なものなのです。子供にとって、ぬいぐるみやタオルをいつも自分のそばに置いておくことが、心のよりどころなのです。ぬいぐるみがあることで、子供の気持ちが落ち着くのであれば、無理に取り上げなくてもよいと思います。また寝る時もと言われていますが、これは「就眠儀式」と呼ばれるものです。将来的には、ほとんど問題はありません。
Q、
【手が汚れることが嫌い。】
砂遊びや、粘土遊びなど、手が汚れることをいやがります。 他の子供たちはよろこんで遊んでいるのに・・・。 どうすれば、平気になって遊ぶのでしょうか?
A、
そのような環境に慣れていないのでしょうね。きっと家の中ですごすことが多かったのではないでしょうか。直接肌に物がふれる遊びは、この頃の子どもにとって、とても意味があります。でも、初めてさわる感触ですから、初めはいやがるものなのです。そんな時は、無理にやらせないようにしましょう。お母さんが一緒になって、砂や粘土をいじったり泥んこをさわったりして遊んであげれば、お子さんはお母さんもさわっているんだと思い、さわり始めることが多いようです。このように一緒になって遊んであげることで、砂や粘土遊びやどろんこ遊びも好きになるものです。慣れてくれば、平気になってしまいす。
Q、
【人見知りがはげしいのですが。】
家族以外の人がだっこしようとしたり、相手になったりするだけでもう大変。おじいちゃんおばあちゃんも会って少しの間はダメです。このままで大丈夫でしょうか。(6ヶ月)
A、
6ヶ月になると、脳細胞の発達と共にいろいろな感情を持ってくるので、人見知りがあって当然なのですよ。数日前までは誰にでもニコニコとしていた子が、急に家族以外の人には拒否反応を示しはじめ、どうしたらよいのかと困ってしまいますよね。これは、ほとんどが性格とか環境によるもので、人見知りが激しいからといって、特別問題になることはないでしょう。一日中、お母さんと二人きりで過ごす時間が多かったり外へ出ることが少ないと、どうしても人見知りがはげしくなってしまいます。いずれは解決することです。お子さんの成長の過程だと思って、心を大きく持ってください。
Q、
【神経質すぎて。】
人が使ったお箸は気持ちが悪いといって、たとえ家族のものでも使いません。おばあちゃんにも同じ傾向があり、その影響なのかどうか心配です。(3才1ヶ月)
A、
不潔な子どもより、清潔な子どものほうがよいですよ。人によっては、あることが耐えられないほどに不潔に感じられる場合があります。こうしたこだわりは気質によりますが、多くは回りの環境に影響されます。もし、お母さんがそれは好ましくないとお考えになるのなら、もっと積極的に対処してはいかがでしょうか。たとえば、どろんこ遊びをさせるとか、砂場で砂まみれになるまで遊ばせるとか。体なんて汚れても平気、あとで洗えばすむのだからという経験をどんどんさせてみてください。ただ、おばあちゃんのやり方がよいのか、お母さんのやり方がよいのかは、いずれはお子さん自身が判断することになるでしょう。その子の居心地のよいほうへ行くことになるのです。大切なのは、お母さんが自分の考えを子どもに伝える試み、その工夫を忘れないことです。
Q、
【声を出して笑いません。】
お友達の赤ちゃんを見ていると、声を出して笑っています。赤ちゃんはキャッキャッと声を出して楽しそうに笑うものだと思っていたのに、うちの子は“ニッ”と顔だけで笑います。 どこか問題があるのでしょうか。(3ヶ月)
A、
笑い方といってもいろいろあるもので、そのひとその人で違いますよね。おとなでも、ニコッと笑う人、大きな声でアハハと笑う人など、表現の仕方はいろいろあります。赤ちゃんだって同じことです。まったく心配する必要はありません。お母さんがいろいろ話しかけて、笑う機会をたくさんつくってあげましょう。
Q、
【お風呂に入ると泣く。】
お風呂に入れるときがもう大変。 主人が入れても私が入れても大泣き。 一体どうしたらよいのでしょう。
A、
抱き方をいろいろ工夫してみましたか。お母さんが思い当たる原因を取り除いても、まだ泣いてしまうようであれば、お母さんのほうも、「ある程度泣いても仕方がない」と気持ちを切り替えて、なるべく短時間で手早く入浴を済ませるようにしましょう。また、お気に入りのおもちゃを持たせたり、好きな音楽を流したりするような工夫をして、お風呂は楽しいという事を教えてあげることも大切です。
Q、
【おもちゃを見せても知らん顔。】
おもちゃで遊ばせたくておもちゃを見せても、知らん顔をしています。 おもちゃで遊ぶことに興味がないのか、心配になってしまいます。大丈夫でしょうか。(3ヶ月)
A、
大体、生後2ヶ月では色の判断もできず、視力も弱い状態にあります。この赤ちゃんは生後3ヶ月とありますが、早産で生まれたと仮定した場合、通常の3ヶ月の状態とは、まだだいぶ差があると思われます。ですから、まったくおもちゃに興味を示さないことを、それほど心配する必要はありません。赤ちゃんはまず目で見て、確認してから行動を判断します。この確認する時間は短いのですが、大人のそれと比べたらとてもゆっくりしたペースなのです。ですから、お母さんもゆっくり待ってあげることが必要です。まず、赤ちゃんが目で物を追う追視と同じ要領でじっくりと見せます。おもちゃを見ていることが確認できたら、ゆっくりと動かしてみましょう。興味を示して手を出せてきたら、今度は握らせてみましょう。決して無理やり握らせるのではなく、赤ちゃんが自分から握るまで、何回も繰り返しやって見ましょう。